在庫過多になっていた背景として、製造数の決め方が問題になっていました。
過去の数字は見ていましたが、売上目標に合わせるために製造数をちょっと増やしてみたり、無理に最小ロット数に合わせて作って、やっぱり余ってしまうっていうことがあったんですね。
製造数を決めるタイミングでは、クリエイティブ部門の方で既にグッズを作ることが決定しているので、採算が合わないからといって今さら企画を中止することはできないんです。
なので、企画の初期段階で、製造数に関するコンセンサスがとれたらいいなと思っていました。そもそも製造数が多くないと採算が合わないものは作らないとか、そのIPコンテンツをグッズ化すべきかどうかの判断とか、部門が異なっていたこともあり、なかなか踏み込めていませんでした。
CollectroのIPDBデータベースについては、過去の実績をもとに、説得力のある数字が出せたり、属人化している業務を数字で判断できるようになりそうな点を魅力に感じたのが導入のきっかけですね。(山本氏)